愛の肉そば
新橋 「うさぎや」 肉そば \430
立ち食いそば屋。7~8人はいればいっぱいの店。
昼はサラリーマン、おやじでごった返す。
そんな狭い店だが、おもしろ夫婦二人で切り盛りされてる。
とくに奥さんが、おもろい。
週に一度は行く。だいたい金曜日。
店を開けると、
「いらっしゃいませ」
とはあまり言わない。
「ずっと待ってました」
とか
「怖くないから奥へどうぞ」
とか言う。
今日、早めに行ったので、客がいなくて会話することになった。
「お兄さん、うちの次男坊にそっくりなの」
「お父さんとずっと息子が食べに来てるのかと、悩んでたの」
(「えっ」かれこれ一年くらい通ってるけど、ずっとそういう目で見られてたのか!)
「うちの息子じゃないよね?」
「はい、違います。」
「よかったぁ」
(何だコレ)
「ちなみにお名前は?」
(まだ疑ってる?)
「※※です。」
「よかったぁ、うちの次男坊はユウスケっていうの」
「上がダイスケだから、適当にそうしたの」
「三人目ができたら、サンスケになるところだったの」(笑)
「あら、サンスケって言ってもわかんないよね?」
「えっ?」
「サンスケってのは、昔、銭湯で女の人の身体を洗ってくれる人のことをそう言ったのよ。昭和の話よ。」
「だから、サンスケは、やーね、と思ってたら三人目は女だったの。お父さん、よかったね。」
「うん」
もう何がなんだか。
けど、こういう店が好き。
肉そば。うまい。
ごちそうさま。
店をでるときも、
「ありがとうございました」
とは言わない。
「明日も私たちやってますから~」
で見送られる。
明日は土曜日。
愛の肉そば。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
息子とそんなに会ってないのかなぁ?ふくちゃんはそこのお母さんかお父さんに顔似てるの?
返信削除息子さんが食べに来るといいね。
Ayako
Ayakoさん
返信削除いや、普通に会ってそうやし、そんな悲しい話ではない。
それが、似てないの。
息子は、こんな顔にヒゲを蓄えているらしい。