イマジン・ピース・タワー

ジョンレノンが生きていたら67歳だそう。

10代の頃はビートルズを聞かなかった。もちろんジョンレノンの作品を聞いたこともなかった。理由は、周りの奴らが、ビートルズだけを聞いて他の洋楽を聞こうとしなかったという、バカみたいなものによる、僕たちの仲間は、もっぱらストーンズを聞いていた。村上龍の小説の影響だったり、東京ドームの公演がテレビで放映されたり、僕たちの仲間うちではストーンズがリアルタイムにかっこいいロックだった。そういえば、はじめて買った洋楽のCDはストーンズの来日に合わせて発売されたベスト盤だった。一方で、その頃リアルタイムに、イマジンという曲を、忌野清志郎率いるRCサクセションの”カバーズ”というアルバムで聞いた。「天国はねぇ~みんながそう思えば、簡単なこと 夢かもしれない~♪」戦争や、原発問題を捉えた過激なアルバムだった。

二十歳を越えてから、ロックのアルバムを体系的に聞くようになった。当時バイトしていたCDショップの人達に教えられたり、ソウルの流れからビートルズを聞くようになった。ラバーソウルというビートルズのアルバムが、僕のビートルズ初体験だった。イギリスのロックのビートの中に、黒人音楽への憧れがあることがわかってはじめてビートルズを聞けるようになった。ラバーソウルを最初に買ったのは、村上春樹のノルウェイの森(売れたときは読まなかったけど)の影響もあったかもしれないが。ラバーソウル=ゴムのソウル、偽者、黒人音楽へのリスペクト。この黒人音楽への憧れの流れは80年代後半から起こった、マンチェスタームーブメントへときちんと引き継がれる。たとえ商業音楽としても、このように文化が引き継がれる音楽を持つ国は素晴らしいと思う。

ソウルの流れとして、ジャンルからビートルズを聞きはじめたわけだが、いつの間にかビートルズの音楽の持つ大衆性にどんどん引かれていった。これだけ世界で売れている音楽が、大衆の心を歌っているのは言うまでも無いことだが。

そして、ジョンレノンにたどり着いた。もちろんずっと知っていた、あのジャケット。ジョンレノンの顔がかすんだやつ。白いピアノ。オノヨーコ。

imagine.

想像してごらん
想像してごらん

国境のない世界
宗教のない世界
争いのない世界


一人一人が思えば
簡単なこと

おそらくロック史の中でも、世界中の人に平和を訴える歌として、後にも先にもimageineを越える歌はないであろう。どんな宗教よりも普遍的であり、とても優しい平和の曲。ロックの般若心経みたいなものだと思う。未だに一週間に1回は聞いていると思う。

僕は、10代の頃には出会えなかったけど、より多くの人にこの歌のメッセージが届くことを願う。

ジョンレノンが生きていたら67歳。
さんきゅうジョンレノン。

イマジンピースタワー

2 件のコメント:

  1. イマジン。。。私は中学の英語の授業でやったよ。
    洋楽にめぜめる中学の頃・・・。
    私はA-HAとかマドンナとか?笑!
    ミーハーでした(汗) 
    けど あたしのママがビートルズすきなんだよね。
    なんか 根っこにはあるのかも。
    あまり聞かないけど 好き。   

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  2. ■のぞさん

    中学の授業でイマジンって、いい学校だと思う。
    僕ら中学の頃なんて、やしきたかじんくらいしか知らんかったよ。(笑)

    ママがビートルズ好きってのもGOOD!
    ビートルズはいいよ。DNAに組み込まれてるようだから、一度ゆっくり聞いてみて。

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