鶏のこと

まず、鶏がやって来た経緯は、安曇野滞在中に鶏も飼いたいなんて話をしていたところ、地域の広報誌に廃鶏を譲ってくれるとの情報があり、同居人もOKとのことで急遽飼うことになった。平飼いをしているから、夜になって眠らないと捕まえられないとのことで、暗闇の中でおじさんがほいほいと捕まえた鶏を何羽もらったかもよくわからず、ただただ車に放り込んだ。安曇野から牧丘まで高速を使っても3時間くらい。窓を開けて走るも鶏舎を運転しているような激臭だった。家にたどり着いてからやっと鶏を見てみると、首まわりがつつかれている不健康そうなものが数羽いた。まぁ仕方がないだろう。13羽の雌鶏たち。



2日目の朝、早速卵を4個産んでくれた。白いご飯を炊いて卵かけご飯にして食べる。味は正直いまいちだったけど、米も安曇野のおばちゃんがくれたもので、なんか妙に感動した。



同居人がすぐに鶏舎をつくってくれた。鶏舎ができるまで数日間、害獣が心配で仮設の鶏舎の横に車を泊めて寝たりした。そんな心配は無用でどうも鶏同士で突付き合うのがひどかった。



尻つつき、繊維不足とストレスが主な原因で他の鶏の尻や首の毛をつつく。なんてことをするんだ鶏は。

餌は何をあげたらいいんだろう、草の好みはなんだろう、どうして突付き合うのか、などなどわからないことだらけだった。おまけに、果樹園のバイトでほとんど家にいなかったからろくに観察できていなかった。10日ほど前に一羽死んだ。バイトにいっている日中に、尻つつきかどうかわからないけど。J君が埋葬してくれた。とにかくつつきあう。ゆっくり観察できなかったことが少し無念。

そんなこんなで、鶏がやってきてほぼ一ヶ月。先日同居人君が尽力してくれて日中のびのび遊べる運動場もでき、環境は多分ひと安心なものができた。



昨日朝、餌を与えて食いっぷりを見ていたところ、尻つつきでぼろぼろにやられて隔離していた一羽が産気づいてきた。卵を産む瞬間に出会えることに興奮していたら、産んですぐに自分の卵を食べだした。おいしいのか中身も殻もきれいに食べた。ほぼ毎日数個の卵を産んでくれていたんだけど、何個かは人が見ていない時に食べていたのかもしれない。

尻をつついては繊維を補い、おまけに自分で産んだ卵を食べる。
ほんとよくわからないけど、ときたまかわいい。

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