池澤夏樹/光の指で触れよ



風力発電。
ネパール。
夫の浮気。
自己満足な恋愛。
家族の崩壊。
経済至上主義への疑問と不満。
そこから脱却することの不安。
現代人のこれからの生き方、または家族のあり方の模索。
心の奥底に忘却していた幼少期の闇。
レイキ、タントラによる闇の開放。
ヨーロッパにおけるコミュニティの心地よさ。
または、コミュニティの今後の社会での可能性。
パーマカルチャーの希望。
家族の再活動。
藤野に住む。

池澤夏樹/光の指で触れよ

ざっとキーワードを並べればこんなものか。
藤野に移り住んだ自分と少し重なる部分もあり、非常に興味深く読めた。
パーマカルチャーというキーワードが緩くもしっかりと流れ、崩壊した家族がふたたび希望をもち再結成される。このような小説が書かれたことに驚きも感じ、緩やかながら着実にパーマカルチャーを核とした社会やコミュニティの形成がなされていくのではと期待も感じた。

パーマカルチャー関係者は必読です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Blog Archive