鴨居 鴨居飯店

以前に一度降りたことがあり、気になってた店。横浜線の鴨居駅下車すぐにある「”名物”シューマイ 鴨居飯店」。地元の民は絶対に行かないという話は聞いていた。



けど、”名物”と言われて、こんな風に立て看板が割れていて、



まだまだこれでもかと”名物”を謳われて、さらにショーケースに”食品衛生”ってシールが2枚も貼られていて、たとえ「地元の民は行かない」なんてありがたい前情報をいただいていても、確認したい気持ちに逆らえずin!

ドアをあけるやいなや、おお何だ!6月の梅雨時の一番不快なじめじめした感じに、プラス、固めてポンするときよりもひどい、嗅いだことのないような嫌~~な廃油のような臭いが充満している。アカン!かなりやってしまった!と直感するが客誰もいず、宮崎駿の映画にでてきそうな超意地悪そうな老婆の店員が、えっ!客きた!?って怪訝な顔してこっちを見る。アカンアカン。けど、最悪のコンディションだからこそ、燃える闘志が治まらない。えい覚悟決めたぜ、席について注文。

オレ、

「とりあえず、シューマイとビール」

老婆、セリフでも読むかのように、

「シューマイは切れてるの」

とかなり不機嫌そうに即答。そしてなぜか厨房にいる初老の旦那なのか息子なのかようわからん料理人に目配せする。えっどういうこと。そして、何か触れてはいけないものに触れた空気が流れる。
が、しかし!
名物シューマイがないってどういうことやねん!?
切れてる?ってニュアンスもやけに腹立つ。
絶対、売り切れてるの「切れてる」ではない。
これは何かあるなと場末刑事の直感で、聞き込みをしてみる。

オレ

「何でシューマイ切れてるの?」

老婆

「ちょっと」

の一言。そして目配せ。
なんやねんその回答、その「ちょっと」てなんやねんとは思うも、ひどい油臭とこの老婆の対応、何か言えない理由がありそうなのと、かなり笑えてしまったので、これ以上突っ込むのはやめにした。

で、

「何する?」

とかぐいぐい聞いてくる。
おいおい、名物シューマイを謳いまくり、それが切れてて選択肢があるのかい!あかんぞー。被害を受けるのは目に見えていたので、一番被害が少なそうなチャーハンを注文した。



一見普通そうに見えるが、おいおい、見たことないぞこの具材の取り合わせ。ナルトがかなり幅を利かせている。そして真夏のオレの額のようなベトツキ感。おい!おい!このスプーンってのもじわっと腹立つ。付け合せのスープは味わうまでもなく、ゴマ油なんだろうけど、かなり食べたくないゴマがくたびれたのかよって変な臭いがしている。うーむ、けど食ってやる。うっ、ただの油飯。何もかもが殺しあっている悲惨な味。笑いながらも意気消沈しているところに店の電話がなる。しかも黒電話でこれがなんか背筋がぞっとした。

老婆電話出る。

「はへ、はへ、●●さんは今日は休みっていってるじゃん」

何の話をしてるのか、かなりぶち切れてる。こんなに不味いもの食わしておきながら、なんか何かに腹を立てているこの老婆が無性に憎い。おいおい!

お勘定を済ませて店からでて、証拠写真を抑えて帰ろうとすると、老婆がでてきて怪訝そうな顔をしている。不気味だ。

地元の民は行かない、名物シューマイが切れている店。
地元の人曰く、客が入っているのを見たことがない店。
食後8時間くらいたつが、まだ気分と調子が優れない店。

勉強になりました。

しかし、シューマイが切れてる理由が、

「ちょっと」

って。

2 件のコメント:

  1. 匿名2/22/2008

    笑!!!
    おもろすぎる!!!

    この店 なんで営業できてるんだろー??
    客がいなくても 営業できるところがすごいよね?

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  2. 匿名2/22/2008

    のぞさん>>
    おもろいっしょ。営業とかじゃなく、ただそこにあるだ~けのように思う。

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