2日前に麓の温泉の桜が咲きはじめた。
桜が咲くと、梅が少しづつ気配を消して行く。
満開になる桜を焦る夜、気温が零下を下回る。
丸くなって眠るのもこれで最後かと思えば、
布団の暖かさも愛しい。
今日、一緒に暮らす家族の荷物を運び入れる。
長い結婚生活を育み子供のある家庭の荷物は、
運んでも運びきれない豊かな重さ。
いよいよみんなで暮らす日々が
はじまろうとしている。
移動中に星野道夫「未来への地図」を読む。
彼の著作の中では、内容以上にタイトルが気に入っているもの。
未来への地図
Roadmap To Your Future
A Guide for Young People
Starting Down a New Path in Life
「僕らの人生というのはやはり限られた時間しかない。
本当に好きなことを思いきりするというのは、
すごく素晴らしいことだと思います。」
彼が選択した生き方の真摯さに
僕はいつも心が洗われる。
生きていられることが素晴らしいことだと、
あの日思ってから忘れては思い出す。
いい加減なものだけど、そう思っている。
自分のために生きるのではなく、
誰かのために生きたい。
そう考えさせられて、僕は7年と少しが経った。
改めて今日そのことを思い出し、
僕の未来の地図をもう一度新たに
少しづつ描いていこうと思う。
誰かのために、
誰かを思い、
おいしい野菜をつくる。
それを思いっきりやってみたいと思う。
また、忘れるだろうけど思いだそう。
今宵の新月に誓って。
「誰かのために生きたい」って、なんか自分の中でもすごく燻っている気持ちなんだなって、読んでいて思いました。
返信削除そんな思いでつくられた野菜はどんなにおいしいだろう。
どんなに食べる人の滋養になるだろう。
心を豊かにしてくれる野菜たちだね。
もりちゃん
返信削除ひさしぶり。裏磐梯の野菜も楽しみにしてますよ。お互いに交換しあえるようになるといいですね。
ありがとう。
星野さんと同じような感覚で、素敵だなーと思う
返信削除サーファーのジェリーロペスの本『Surf Realization』を今ちょっとづつ読んでるんだけど、彼の言葉で
When in doubt,Paddle out
悩むくらいなら、とりあえずパドルアウト
ってのがあって、星野さんと同じ感じで
ロペスも好きなんだよなーと思う。
誰かのために生きたい=自分のために生きたい
なんだろうね。シンプルな捉え方だね。
人生も波乗りなら、
返信削除When in doubt,Dropout
悩むくらいなら、とりあえずドロップアウト
だ。僕は。
>誰かのために生きたい=自分のために生きたい
そっか。視点、ありがとう。
自と他の一致。
それが探していた自由なのかもしれない。
ありがとう。
>自と他の一致。
返信削除>それが探していた自由なのかもしれない。
ガッテンだ。
誰かのためだけだったら、
自己犠牲的になって持続可能ではない。
真摯に自分に向き合い続けたら、そうなるだろうし、
真摯に世界に向き合い続けても、そうなるのだろうと思います。
そうですね。
返信削除まだ感覚は馴染んでいませんが、
そういう感じを、積み重ねて行きたいと思っています。
ありがとう。